カツマー監修の小説「EXIT」が予想外に面白かった件
勝間和代氏監修の小説「EXIT」のiPhoneアプリを買ってみたということを下記エントリで書きました。
・勝間氏監修の小説「EXIT -売却-」がアプリに | kazunoblog
持ち歩きに便利なせっかくの電子書籍なので、隙間時間にチョコチョコと読んでいたら読了まで1ヶ月かかりましたが、集中して読めば1日で読み終えられるボリュームです。
で、書評ブログの方でも書きましたが、これが予想以上に面白かったのでご紹介。
勝間氏の発する香ばしさなどは皆無で、純粋にビジネス小説として、そこそこ面白く読めました。
主人公は、29歳、MBAホルダーのキャリアウーマンですが、嫌味がない程度に人間臭く、このあたりは著者の奈部真氏の味付けが上手に活きているのだろうと思いました。
特に本書の舞台設定が携帯業界ということが私にはとても面白かったです。私は、昔、JASDAQ上場のベルパークという携帯販売会社で取締役経営企画室長をやらせていただいていましたので、本書に出てくる業界内の話(実話がベースになっています)などは既知の部分が多く、主人公の執行役員経営企画部長という立ち位置と自分を少し重ねてみたりしました。また、純粋にケータイなりモバイルなりといったガジェットもその業界もとても好きなので、本書に描かれているプライシングやプロダクトについての戦略など大変興味深く読めました。この辺は、さすが通信系のアドバイザーもやられていた勝間氏の面目躍起といったところでしょうか。ボーグフォン、ソニックバンク、クラモトコミュニケーション、ブラックプランなど、おもいっきり現実をデフォルメしてあるところも苦笑しつつ楽しく読めました。
さて、これを読んでビジネスセンスが身につくかと言えば、それは甚だ疑問ですが、純粋に小説としてはそれなりに十分に楽しめると思います。
このiPhoneアプリで初めて小説を電子書籍形式で読みましたが、ページの切り替えが遅い(3Gだからかも)ことや文章の一部表示がおかしいこと、読み終わったページに戻りづらいことなど不満点もありながらも、ちょっとした空き時間を有効に活用できる電子書籍というスタイルは、これはこれで有りかもと思いました。
















