IR姿勢と収益率

   

日々拝読しているレオス・キャピタルワークス藤野社長のブログで、興味深い記事がありました。
アンケート結果
上場企業200社に対して、自社のビジネスモデル強度についてのアンケートを送り、返信してきたグループと返信しなかったグループに分けて、過去の株価と現在の収益性を見たところ、大きな差があったというもの。

返信のあった会社の方が返信のなかった会社に比べて過去のパフォーマンスの差が大きく現れた。特に、6ヶ月以上60ヶ月以内の過去の株価については顕著な差が見られたと言うことである。要は短期的な株価の動きには、このような企業行動の差が株価のパフォーマンスの差に表れないが、半年から5年くらいの間では非常に大きな差になって現れて、特に3年間のパフォーマンスの差では圧倒的な差がついた。

さらにもっと面白いのは、過去3年間の平均の売上高営業利益率が
返信あり:8.0%
返信なし:5.5%
であるということである。

さもありなんと思います。
少なくとも上場企業である以上、企業姿勢として、IR、すなわち、株主に対する自社の魅力や現状の説明ということに対して、真摯に取り組んでいる会社(取り組める会社)は、基本的には業績も市場からの期待も高くなるでしょう。経営者ないし経営陣が常にそういうことを意識しながら経営をしている企業と、そうでない企業とでは、長い目で見た時に大きな差がつくのではないかと思います。


私自身、企業でIRを担当していた時や、個人でIRのコンサルみたいなことをやってた時にも、常にそういう心構えでやってました。
毎年、IRの優良企業やIRホームページの優秀企業が発表されますが、実はこれに入るのは結構大変で、IR優良企業は日本IR協会の会員じゃないと選ばれないし(会費かかるんですよねぇ)、IRホームページに関してもそれなりに求められている基準(説明会や総会の動画の有無が点数になったりしてます)を満たすにはそこそこお金もかかるわけでして、新興市場に上場したばかりの会社と一部上場企業とが戦うには、予算や人的リソースでなかなか・・・なわけです。
でも、こうした表彰のような栄誉はなくても、株主(潜在的な将来株主も含む)からの質問等に誠実にしっかりと対応することはできるわけで、逆に派手な表彰よりもこういう地味で真面目な日々の活動こそが真のIRなんじゃないかと思っています。
モブキャストはまだ非上場ではありますが、多くの株主の方に支えられてますので、これまで以上にIRしっかりやっていかなきゃと思いました。
(その辺、理解のある社長でよかったです。過去接してきた社長の中には、こういうこと全く理解しない方もいましたので。)
TB:アンケート結果 by RHEOS REPORT

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