GAGAの過年度決算訂正と監理ポスト入り、USENによる完全子会社化

   

うーん、また出ましたって感じになってきました。今度はUSENグループです。
GAGA 過年度決算短信(連結・個別)の一部訂正について
USEN 当社連結子会社における過年度決算の訂正について(PDF)
GAGA 株式交換の検討ならびに交渉開始に関するお知らせ
大阪証券取引所 (株)ギャガ・コミュニケーションズ株式の監理ポスト割当て
GAGA 過年度決算の訂正に関する「よくあるご質問」
なんだかすごく違和感がある発表です。


まず、GAGAの過年度訂正の内容ですが、リリースによれば、

監査法人トーマツからの指摘を受け、平成16年9月期決算において特別損失として計上した過年度売上値引等を一部遡及訂正した結果、平成14年9月期及び平成15年9月期は、減収減益に、平成17年8月期及び平成18 年8月中間期は、増収増益となっております。なお、平成18年4月20日に発表いたしました平成18年8月期の通期業績予想に変更はございません。
具体的には、今般、監査法人トーマツから、平成16年9月期において判明した過年度の映像版権(ビデオ化権及びテレビ放映権)にかかるライセンス売上の早期計上を当該期に過年度売上値引等で取消し処理しているが、過年度財務諸表の適正化を図るべく対応する事業年度で取消し処理するとともに、売上が実現した時点で売上計上すべきとの指摘を受けました。

うーん、上場(平成13年6月)時からずっとトーマツの監査を受けてきていたのに、急に何故に?
調べてみると、サインしている会計士が変わってますね。堤先生と後藤先生(後藤先生は上場前からのようです)から猪瀬先生と早稲田先生に。この辺が理由でしょうか?それにしても2年前の決算内容について、今頃そんな指摘しますかね?

平成17年1月に株式会社USENの連結子会社となってからは、経営陣の刷新を行い、ビジネスモデルの変更や社内管理体制の再構築を図るとともに、過年度の資産の評価の見直しや整理等を抜本的に断行し、収益性と安定性の回復に努め、厳正な企業統治を行う基盤を確立してまいりました。したがって、平成17年8月期以降につきましては、ビデオ化権のライセンス売上計上や映像使用権の評価方法等の認識をより客観的、保守的に行っており、適正な会計処理が遵守されていると認識しております。

ってことは、去年からはちゃんとしてたってことなので、それまでちゃんとしてなかったことはその時点でわかってたってことになりますけどね。
後、問題になりそうなのが、5月に立会外分売やってる点ですね。2,000,000株です。大量保有報告書によれば、売り主は、レントラック社と依田巽会長(元エイベックス会長)の二人で、それぞれ1,000,000株ずつ売ってます。依田会長にいたっては、過去の取得に関する大量保有報告書も同日付けで提出されてます(つまり報告してなかった)。
仮にこういう訂正をやるにしても、それまでの調査過程などは少なくとも会長である依田氏は知っていたはずではないでしょうか、2ヶ月前ですし、上記の子会社化の後はうんぬんの記載から予想するに調査期間は結構長かったのではないかと思われるので。それを知った上での売却したとなると・・・。まあ、会長っていっても名誉職的かもしれませんし、私は事実関係を知らないので何とも言えませんが。
果たして今回の過去決算訂正と完全子会社化ですが、どこからどこまでがどう繋がっているのか謎であり焦点ですね。分売まで一連の流れだとやばいですね。
決算訂正によって監理ポストから上場廃止までいくところをUSENが株式交換で救ったという見方も出来ますけど、どうもしっくりこないです。今後の動きを注目したいと思います。
(07.24追記)
USENが宇野社長に対する第三者割当増資を発表しましたね。
第三者割当による新株式発行及び株式会社インテリジェンスの株式の譲受に関するお知らせ(pdf)
発行済み株式数の35%に相当する2646万9000株の新株を8月8日付で発行、ですか・・・。下がった株価で増資引受、有利子負債解消、インテリ社子会社化によるEPS増加、宇野社長の持株比率大幅増・・・、話題盛りだくさんですね。なんだか凄いことになってきました。引き続き注目です。
ところで、全然関係ないですけど、リリース見て知ったのですが、宇野社長って住所、沖縄なんですね(笑)。

 - IPO&IR SUPPORT , ,