SNSが出会い系に成り下がる未来への警鐘

   

さすがに、mixiもGREEも、米国MySpaceが辿ったのと同じ轍は踏まないでしょうが、ユーザーの意識は米国と同じ道を歩んでいそうです。
Internet Watch:SNSに熱中する理由は「再会と恋愛への期待」、アイシェア調査
RBB Today:SNSで「再会」全体の33%、SNSから始まる恋「アリ!」全体の66% -アイシェア調査
CNET Japan:SNSから始まる恋愛「ありえる」が6割以上--アイシェア調査
アイシェア:プレスリリース
ちなみに、米国MySpaceはmixiやGREEのような招待制ではありません。結果、10代の若者が大量流入し、プロフィールには顔写真付きで詳細に自分のことを記し、日記によって趣味嗜好などのすべての行動パターンを克明に記録しました。これを狙った性犯罪者が続々と登場し、MySpaceは出会い系さながらの様相を呈するようになり、実際に犯罪も多発し、社会問題化しました。詳細はWikipediaに。
Wikipedia:MySpace


現在のところ、日本のSNS大手であるmixiもGREEも招待制を採用しており、誰も彼もが自由に登録できるわけではありません。とはいえ、mixiユーザーは既に500万人を突破していることから、入ろうと思えば比較的手近にユーザーがいる可能性は高く、その敷居は随分と低くなっています。また、先日から本格サービスインしたYahoo!DAYSは、ユーザーに馴染みのあるYahoo!ブランドを使い、プレミアム会員、YBB会員併せて1,000万人(重複が多いでしょうから実数はもう少し少ない)のユーザーが登録のみで利用できます。ヤフオクのユーザーが大量にDAYSに流れる可能性は高いです。ヤフオクにおいてもオークション詐欺などの犯罪行為が発生していますが、こうした良からぬユーザーがDAYSに流れ込んでくることは想像に難くありません。もちろん、プレミアム会員・YBB会員共に料金支払いが発生するので、すぐに若年層の大量流入には繋がらないかもしれませんが、それでも誰かからの紹介さえあれば登録できるので、若年層がそのうちに参加し始める危険性はあります。これは、mixiやGREEも同じです。
何より、ユーザー自身が、上記のリサーチにあるように、SNSをきっかけに恋愛相手を見つけることついては、66.1%が「アリ」と答えていることに、大きな危険を感じます。決して、こうした恋愛を否定するつもりはないですし、ユーザーがネットの危険性を充分に認識した上で行動するのであれば構わないのですけど、そうした認識が欠落していた場合に非常に恐ろしいなと思うわけです。なお、今回のアンケート対象者には10代は含まれていません。
若年層の流入が一気に増加(彼らのネットワーク力からすれば、ブームになるのは急激でしょう)する前に、ネットリテラシー向上など何らかの啓蒙や対策を実施すべきではないかと、アンケート結果を見て思った次第です。

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