2009年のIPOまとめ

   

東証昨日12/25に「一建設」がJASDAQに上場し、これで2009年のIPOは終了しました。
1年間で19社の上場は、過去最低水準です。つい2年くらい前は、1ヶ月に20社近く上場していたので、IPOマーケットは一気に1/10程度にシュリンクしたと言えます。

今年のIPO19社の取引所毎の数は下記のとおりです。

東証一部 1社
東証二部 5社
JASDAQ 6社
Mothers 4社
ヘラクレス 1社
NEO 2社

JASDAQが最多の6社、続いて東証二部5社、Mothers4社と続きます。
JASDAQの上場数が多かったことは、形式基準に合致するだけの利益がしっかりと出ていて、急激ではないが堅調な業績の会社の上場が多かったと言っていいと思います。

続いて、公募価格と初値との比較です。

初値が公募価格を割った銘柄 4社
初値=公募価格だった銘柄 2社
初値が公募価格を上回った銘柄 13社
(うち 公募価格の2倍以上だった銘柄 3社)

株式相場の低迷により主幹事証券会社の値付けも厳しくなっていて、結果として初値が上回る銘柄が多かったことがわかります。発行体にとっては調達資金が少なかったとも言えるわけで、相場不況の割を食ったと言え、来年以降にIPOを目指す会社にとってはまだまだ厳しい状況といえます。そんな中で初値が飛び抜けた会社が3社もあったことは驚きと言えますが、その全てが7月以前の上場であったことから、下期に向けてマーケットが落ち込んでいったことがうかがえます。

今年のIPOで最も注目されたのは「クックパッド」だったと言ってもいいでしょうね。あまりの過熱ぶりにびっくりさせられました。
公募価格が9,500円、3分割後の12/25時点の株価が7,510円ですので、現在でも公募の2.5倍程度で落ち着いています。業績等からは高すぎるとの見方ができますが、それだけ投資家に期待されているということでしょう。

さて、来年のIPO数が果たして何社くらいになるのかはわかりませんが、相場や景気その他から想像すると、今年と同程度か少し上回るくらいではないかと思います。こういう悪環境にも関わらず、堅実に業績を伸ばして審査をクリアし、上場してさらなる成長を果たそうという意欲のある会社が増えることを期待し、また応援しています。

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