企業力を高める内部監査/島田祐次(東洋大学)

   

「月間監査研究」11月号に、第44回内部監査推進全国大会での島田先生の講演要旨が掲載されており、非常にためになったので、備忘録的にメモしておきます。

・企業力を高める内部監査/島田祐次(東洋大学)

【論点1】内部監査の付加価値は業務改善にある
外部監査と似たようなアプローチだけでは余り価値を生まない。
業務上の改善点やリスク・エクスポージャーの軽減などの業務改善が内部監査の狙いである。

【論点2】着眼点によって監査の価値が左右される
監査対象部門と同じ視点だけではなく、様々な視点から業務を見ることで、課題やリスクを発見できる。
表と裏、利点と欠点、重点と弱点など、多面的な視点が必要である。
ERM、経営品質、PDCA、成熟度、BSC、財務会計、管理会計、法的視点、プロセスの視点、人・物・金・情報の視点などが考えられる。

【論点3】文理両方のアプローチが必要である
工学的アプローチが有用と考えられる。
AHP(階層分析法)、DEA(包絡分析法)、ブレイクスルー思考などが使える。

【論点4】内部監査の価値向上サイクルの構築が重要である
外部監査と異なり、内部監査の場合には、先を見据えた監査判断が必要になる。
統合的な監査が重要である。
(価値向上サイクル)
内部監査人のスキルアップ→付加価値の高い監査
   ↑                   ↓
内部監査への関心の増大←→組織内での認知度向上

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